【反論】『社内SE やめとけ』の5つの理由に反論します【社内SEが実態解説】

「社内SE」と検索すると「やめとけ」と検索候補に出てきた経験はありませんか?Webメディアには多数の「やめとけ」という記事があります。それらの上位30記事をまとめると、5つの理由で「やめとけ」と言っていることがわかります。

でも、実はどれも的外れで一概に「やめとけ」と言えるものではありません。さきに結論をお伝えします

「やめとけ」の意見に惑わされてせっかくのチャンスを失っているケースもあります。それよりも社内SEの実態を把握したうえで「社内SEの仕事は大変」と理解して解決策を考える方が賢明です。

この記事では、「社内SEはやめとけ」という主張に対して、SIer10年以上・社内SE5年以上の実務経験を持つ視点で反論します。

この記事でわかること
  • 「社内SE やめとけ」と発信するWebメディアの「5つの理由」
  • 「5つの理由」への反論と回避するための方法
  • 社内SEの魅力
  • 社内SEの将来性
  • 社内SEに向いている人/向いていない人
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目次

『社内SEはやめとけ』記事のまとめ

「社内SEはやめとけ」という主旨の情報はWebに多数あります。

「社内SE」って検索したら候補に「やめとけ」が出るんだけど、なぜ?

その理由はあとでまとめますので、まずは「社内SE やめとけ」と主張するページをみてみましょう。

 

「社内SE やめとけ」の検索結果

『社内SEはやめとけ』主張の要旨

上記以外にも「社内SE やめとけ」という主旨の記事は多数あります。それらをまとめると「やめとけ」という理由は大きく5つに分類できます。

ここから、やめとけと言われる5つの「理由」とそれに対する「反論」を解説します

なお、社内SEのメリットについて知りたい方は『社内SEは勝ち組か!?人気職種と言われる10の理由と実態を解説!』や『35歳以上のSIerやSES必見!社内SEに転職する5つのメリット!』を参照してください。

理由① 思ったより仕事がきつい

主張①

「社内SEは楽だと思っていたのに、想像したよりもしんどい」という意見が多くあげられています。

以下はWebメディアの「やめとけ」の代表的な意見です

仕事の範囲が広い

既存システムの運用やヘルプデスクだけが社内SEの仕事だと思っていたのに、それ以外の仕事があって想像以上にしんどい。既存システムの入れ替えや新規システムの導入、要件定義支援やプロジェクトマネジメント、IT戦略の立案や情報セキュリティ対策とか……。

社内調整がしんどい

システムに関わる社内調整、部署間調整がある。システムが関わらない業務などなくなってきていて、業務改革やDX推進となると業務全体を見直すため広範囲に渡る社内調整業務にストレスを感じる。

仕事が属人化している

社内SEが少人数で仕事が属人化していて自分にしかできない業務がある。そうすると、休日でも連絡が入ってしんどい。

反論① 「仕事がきつい」への反論

社内SEの仕事は幅広く、ヘルプデスクだけだと思って転職すると痛い目に遭います。また、システム導入やリプレイスに伴う社内調整も発生します。

ですが、「仕事がきつい」の目安を「残業時間」で測ると、社内SEは「きつい」とは言えません

2021年の調査では、社内SEの残業時間はIT/通信系の職種の中でもっとも少なく、月に17時間〜20時間程度であることがわかっています。残業時間については過去記事『【転職前必見】情報システム部門の実態調査からわかる転職の狙い目!』で詳細を解説しています。

残業時間が特に少ない「ワークライフバランスがとりやすい企業」をランキング形式で『【残業なし・少ない】社内SE企業ランキング50社!プライベート優先なら要チェック!』で紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

さらに、「スケジュールやコスト管理のストレス」が軽減します

SIerやSESでシステム導入プロジェクトに関わると、スケジュールは顧客側が設定した範囲で収める必要があり、一度合意したスケジュールをSIerやSES側で変更するのは大変です。

でも社内SEは自分の裁量でスケジュールを変更することが可能です。さらに、コストにおいても、SIerなら請負契約だとコスト管理が発生しますが、社内SEは請負契約で発注すればコスト面は管理する必要がなくなります。

社内SEの仕事がいかに恵まれた環境であるかは『社内SEは勝ち組か!?人気職種と言われる10の理由と実態を解説!』で詳細を解説しています。

理由② 技術・スキルが身につかない

主張②

社内SEは社内調整や外部委託の管理ばかりで、技術やスキルが身につかないという声も聞かれます。特に①外部委託度合いが高く、自分が技術に関わることがないケース、②小規模な企業で総務や経理業務の片手間で社内SE業務を担当するケースもあります。

以下はWebメディアの「やめとけ」の代表的な意見です

プログラミングできない

開発や保守は外部委託ばかりで自分は社内調整ばかり。プログラミングもできず、システムの技術から遠ざかってしまうケースもあります。仕事でプログラミングできず、自分で勉強しないとどんどん忘れてしまう。

「なんでも屋さん」にされている

少人数なのでシステム導入もインフラ保守もヘルプデスクもトラブル対応もすべて担当する「なんでも屋さん」になっている。特化した分野に専念したいのに、それができる状況ではない。

小規模な企業で総務や経理を兼ねている

小規模な企業でシステム部門がないため、総務や経理と兼務している。

反論② 「技術・スキルが身につかない」への反論

社内SEはSIerやSESに比べると、たしかに設計やプログラミングの機会が減るケースがほとんどです。そのため、純粋に技術と向き合い、習得することを転職の軸(転職において重視する事項)としている人には向かないかもしれません。

ですが、技術が必要になるシーンは多々あります

例えば?

システム選定、見積もりの妥当性評価、設計書のレビューなどです

実は、ベンダー側から提示された情報の妥当性を評価できなければ、「情報システム部門はベンダーに言われるがままだな」と言われてしまいます。そのため、優秀な社内SEはベンダー側と技術的な協議も対等に進めることができるよう、SIerやSESでの豊富な経験を持っているケースが多くあります。

むしろ、社内SEは幅広い経験とスキルを求められ、知らない技術であっても効率よく1から勉強することが求められます。わたしも社内SEになるまでは「セキュリティ」や「ネットワーク」に関わることはありませんでしたが、社内SEに転職したことで基礎スキルを身につけました。

さらに、プロジェクトマネジメント、IT戦略立案、ファシリテーション、人事や会計の業務知識など求められるスキルは多岐に渡ります。社内SEに求められるスキルについては『【社内SEスキル大全】即採用されるスキル習得のロードマップを解説!』で詳しく解説しています。

さらに「なんでも屋さん」を避けたいなら、転職前に「企業規模」や「情報システム部門のタイプ」をしっかりと見極める必要があります。

小規模な企業を中心に社内SEが「なんでも屋さん」になるケースが見受けられるのは事実です。従業員数が100名未満の会社だと40%以上の企業が「1人情シス」です。この点について統計データを確認したい場合は『【転職前必見】情報システム部門の実態調査からわかる転職の狙い目!』をご覧ください。大手を狙えば「1人情シス」を回避できる可能性が格段にアップします。

また、情報システム部門も企業ごとにタイプが異なります。すべて自前だったり、企画だけで運用は委託だったりします。この「情報システム部門のタイプ」を見分けるには『35歳以上が書類通過率アップしたいなら、『社内SEのタイプ』を分類しよう!』をぜひ参考にしてください。

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「社内SEの魅力」を一番よく知っているのは、社内SEへの転職に特化した転職エージェントです。専門の転職エージェントなら『社内SE転職ナビ』がおすすめです。

社内SE(いわゆる情報システム部門)のタイプは企業ごとにさまざまです。プログラミングまでやる会社もあれば、ベンダー管理のみという会社もあります。

社内SE転職ナビ』なら①社内SE求人案件は業界トップクラス、②社内SEに特化したエージェントが在籍している、③カジュアル面談・オンライン面談を通じて、「企業ごとの違い」について情報収集し、本当に「やめとけ」か自分で判断できます。

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理由③ 待遇が悪い

主張③

「評価されにくい」「成果が見えにくい」「早朝・深夜・休日対応が必要」といった待遇面への不満も「社内SEはやめとけ」と言われる理由のようです。

以下はWebメディアの「やめとけ」の代表的な意見です

コスト部門なので評価されにくい

情報システム部門は社内のコスト部門。コスト部門はどれだけがんばっても待遇が良くなりにくい

成果が見えにくく評価されない

SIerなら利益率の高いプロジェクトを成功に導けば高く評価されるけど、社内SEはどれだけがんばってシステム導入プロジェクトを成功させても正当に評価されにくい

早朝・深夜・休日に対応しなければならない

社内の業務システムやネットワークを運用しているので、トラブル対応やシステム切り替えなどで早朝や深夜、休日に対応を求められる。

反論③ 給与だけが待遇か?給与が良い業界も

まず、社内SEの平均年収は485万円と言われています。わたしを含め40歳前後で1,000万円を超えるケースもあります。

早朝・深夜・休日の対応が求められるのは事実です。社内システムのリプレイスやメンテナンスは他の従業員の勤務時間外に行われるためです。ただ、それはSIerでもSESでも同じであり、社内SEだけが早朝・深夜・休日の対応を求められるわけではありません。むしろわたしの場合、SIerの頃と比較して少し減りました。なぜなら、一部の定型的なメンテナンス作業はベンダーへ依頼することで自分は連絡を受けるだけだからです。

また、情報システム部門はコスト部門なので、大手SIerと比べると社内SEの給与は低く抑えられると考えがちですが、それは大きな間違いです。確かに給与が低い社内SEもいますが、それは業界選びで回避することができます。給与水準が高い業界なら社内SEであっても高い給与を得ることが可能です。

実際に、私は社内SEに転職し、たった6年で年収300万円アップに成功しています。その方法について気にある方はこちらの記事を参照してください。

さらに待遇を「給与」だけと考えるのも間違いです。例えば、「残業時間が短い」「年末年始の休みが長い」「福利厚生が充実している」というのも立派な待遇です。比較的古い業界なら組合がしっかりと機能しており、高待遇であることが期待できます。

理由④ つぎの転職で不利

主張④

これからの時代はいつでも転職の可能性がありますが、一度社内SEに転職するとつぎの転職で不利になるという意見があるようです。

以下はWebメディアの「やめとけ」の代表的な意見です

転職時に技術力がないと思われる

社内SEのキャリアが長くなると、「技術力がなく、SIerやSESへの転職で不利になる」のではないかという不安の声が聞かれます。

反論④ むしろこれからは社内SEの転職が有利

社内SEからつぎの転職を狙う場合、社内SEというキャリアは不利になるのでしょうか?「社内SE いらない」と言う声も聞かれますがそれは間違いで、社内SEとしてあなたがやってきた仕事次第と言えます。

社内SEだからといって技術力がないという評価を受けることはありません。実際、わたし自身はSIerやIT系コンサルティングの会社から面談の打診をもらうことがあります。

むしろ、SIerに所属するシステムエンジニアとしてプロジェクトの一部を担うよりも、社内SEとして業務改革を完遂した経験が求められる時代になってきたと言えます。なぜなら、DXをはじめとする「新しい発想でこれまでにない顧客を獲得した」「業務改革で大幅なコスト削減に成功した」といった経験が評価されやすくなっているからです。

その証拠にリクルートが発表する『2022年 転職市場の展望』では、IT以外の産業においてもITエンジニアの採用が加速していることが示されています。

事業会社で社内SEが必要とされる傾向は2023年も継続しています。詳細は『【2023年の展望】SIerから社内SEへ大移動時代が来る!転職なら2025年まで!』で解説しています。

幅広い求人から選ぶなら『マイナビIT AGENT』

マイナビITエージェント』は転職サイトを運営するマイナビがIT業界・WEB業界に特化したIT業界最大手クラスの転職エージェントです。そのため、①大手の求人案件あり、②豊富な求人数、③非公開求人も多数あり、④キャリアアドバイザーにIT業界出身者が多いのが特徴です。

他にもIT業界の転職サービスはありますが、まずは『マイナビITエージェント』に登録して間違いありません。IT業界の知識豊富なキャリアアドバイザーとの面談を持つことをおすすめします。

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理由⑤ 将来性がない

主張⑤

社内SEのキャリアは「つぶしが効かない」「将来はなくなっていく仕事である」と言われるケースがあります。

以下はWebメディアの「やめとけ」の代表的な意見です

つぶしが効かない

社内SEになってしまうと技術から離れてキャリアに穴が空いて、SIerに戻るのは難しい。つぶしが効かない。

情シスの仕事は将来なくなる

いろんなSaaSが世の中にどんどん出てきている。もはや情報システム部門のITエンジニアは今後不要になるんじゃないか?

反論⑤ 社内SEの仕事はむしろ拡大する

DX関連の国内市場の成長予測を考慮すると、むしろ社内SEの仕事は増えると考えるのが自然でしょう。

引用:DX関連の国内市場の調査結果(富士キメラ総研)

一方、世の中には便利なSaaSが多数登場し、業務部門がかんたんにシステム導入できるケースが増えています。さらに、ノーコードやローコードも増えたことでITエンジニアが不要になるという論調もあります。

実際には、ユーザー企業内のITエンジニアのニーズは将来に渡って継続され、むしろ高まっていくと考えられます。なぜなら、SaaSであっても他システムとの社内のマスタ連携、データ連携、認証などは情報システム部門が果たす役割は大きいからです。

さらに、現在はIT人材が不足していますが、ここには「現場IT人材」は含まれていません。近年は業務部門内の現場IT人材が求められていますので、仮に情報システム部門のニーズが低くなっても、IT活用がさらに進めば現場IT人材のニーズが高まる構図と言えます。

出典:IT人材需要に関する調査(経済産業省)

2023年以降も社内SEのニーズが事業会社で高まっていることについては『【2023年の展望】SIerから社内SEへ大移動時代が来る!転職なら2025年まで!』でデータに基づいて説明しています。

ちなみに、売上絶好調のSIerよりも社内SEの方が求人数が増加していることがわかります。

『社内SEはやめとけ』と言っているのは誰か?

そもそも「社内SEはやめとけ」と情報発信しているのはどんな人たちなのでしょうか?「社内SEの経験はあるのか?さらにSIer・SESの経験はあるのか?」をしっかりと見極める必要があります。

上図の①のようにSIer・SESの経験があり、かつ社内SEの経験もあれば「両方を比較した意見」と言えます。当メディアは①に該当します(10年以上SIerを経験し、社内SEへ転職して5年以上経過し現在も勤務)。

誤った「やめとけ」の情報源は③や④のように社内SEの経験もないメディアが発信する情報が含まれるため注意が必要です。

「やめとけ」は嘘!でも「社内SEは大変」は本当

「やめとけ」は根拠の薄い話ですが、「社内SEは大変」と言う話であれば、決して嘘ではありません。

むしろ、大変な面もあります。具体的には以下の5点です。

社内SEの大変なこと
① マルチタスク
② 守備範囲が広い
③ ユーザーとベンダーの板挟み
④ ビジネスインフラを守る責任
⑤ 油断すると便利屋になる

社内SEは大変な面もありますが、実はどれも解決策があります。

ただし、④⑤は転職後では解決できませんので、十分に注意が必要です。「社内SEの大変な面を知ったうえで転職の候補にするか判断したい」という方は『社内SEは大変!?現役社内SEが実体験で解説する苦労と解決策!』をぜひ参考にしてください。

社内SEに向いている人/向いていない人

これ以外にも、「社内SE やめとけ」の発信者自身がそもそも社内SEに向いていないキャリア・向いていない性格であるケースも考えられます。

発信者本人が向いていないんだから「やめとけ」になりやすいですよね

この記事を読んでくださっているみなさんも向き/不向きが気になる場合は『社内SEに向いている人・向いていない人の特徴6選!社内SE歴5年以上が解説!』や『社内SEに転職して後悔するポイント11選と後悔しない会社選びのポイント!』を参考に確認してみてください。

社内SEが向いている人・向いていない人の特徴6選

これでも不安な人は「実際に社内SEになって後悔したケース」「社内SEの退職理由あるある」を知っておくと良いでしょう。後悔や退職を回避するための方法も解説しています

これだけじゃない、社内SEの魅力

ここまで「社内SEはやめとけ」に対する反論ばかり解説しましたが、社内SEという仕事の魅力はこれだけではありません。ワークライフバランスがとりやすかったり、顧客からのプレッシャーが少ない、地方へUターンして定住するチャンスがあるなど他にも魅力が多数あります。このあたりは他の過去記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

社内SEのキャリアパスは幅広い

「社内SEはシステムエンジニアの墓場」と揶揄されることがありますが、その先のキャリアパスに幅広さがあります。

社内SEのキャリアパス
① 情シスで管理職/CIOを目指す
② 社内で業務部門へ異動する
③ 他社の社内SEへ転職する
④ SIerへ転職する
⑤ ITコンサルファームへ転職する
⑥ フリーランスエンジニアになる

ただし、将来①〜⑥のどれにでも転職できるわけではありません。転職前の仕事内容によっては転職が実現しにくいケースがあります。例えば、ヘルプデスク型の情シスからITコンサルファームへ転職を果たすのは非常に困難です。将来を見据えた会社選び、情シスタイプ選びが重要です。

スクロールできます
管理職/CIO
(昇格)
業務部門へ
(社内異動)
他社の社内SE
(転職)
SIerへ
(転職)
ITコンサルへ
(転職)
フリーランス
(独立)
DX推進型
情シス



ほぼなし

少ない
御用聞き型
情シス

少ない

少ない

ほぼなし
ヘルプデスク型情シス
ほぼなし

少ない

求人少ない

求人少ない

ほぼなし
全工程自前型
情シス





やや不利

情シスのタイプ別の転職先の有利/不利一覧表(タイプやキャリアにもよるため参考程度)

まとめ

この記事では、Web上にあふれる「社内SEはやめとけ」という意見を5つに分類し、それぞれに対してSIer10年以上勤務・社内SE5年以上勤務の経験にもとづいた視点から反論をしました。

やめとけのWebメディアの根拠R35の反論
思ったより仕事がきつい社内SEは残業時間が少ない
ストレスの場面が異なるだけ
技術・スキルが身につかない社内SEには技術力が必要
むしろ幅広い技術力が求められる
待遇が悪い給与水準が高い業界がある
長期休暇・福利厚生が手厚い業界もある
つぎの転職で不利社内SEでも転職の声が多数かかる
今後はDXや業務改革のスキル・経験が有利に。
将来性がないSaaSやノーコードが便利になっても情シスは必要
今後はさらに現場IT人材が求められる
「社内SE やめとけ」への反論まとめ

自分の転職の軸(転職において重視する事項)にマッチする社内SEへの転職であれば、魅力的な選択肢であると言えるのではないでしょうか。

プログラミングスクールや人材派遣事業が執筆を外部へ委託したWebメディア記事には十分注意して、あなたの転職の参考にしていただければ幸いです。そして、社内SEは企業によって役割が大きく異なります。転職を検討されている方は、まず社内SE専門の転職エージェントに相談(無料)してみることをおすすめします。

社内SEとして、ITエンジニアの中途採用を5年以上担当する立場で、おすすめできる転職エージェントや転職サイトをまとめた記事もぜひ参考にしてみてください。

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