【2022年の情シス求人展望】社内SE転職は40歳以上に追い風!
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2022年は社内SEへの転職を目指す方にとって追い風が吹いています。特に、40歳以上の経験豊富なITエンジニアにとっては2022年の転職は間違いなく追い風と言えるでしょう。
この記事では、35歳以上に追い風が吹いていることを裏付ける2つのトレンドについて解説します。
- トレンド1「転職市場に占める40代の採用比率が高まっている」
- トイレド2「リクルートエージェントも社内SEの必要性に言及している」
- 追い風に乗るために、どのように転職活動を進めるべきか
- ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
- 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
- MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
- 35歳をすぎて倍率200倍の私立大学職員へ転職成功
- 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
トレンド① 40歳・50歳以上の転職が活性化
1つ目の追い風は、40代・50代の転職市場の拡大です。35歳以上もこの好影響を受けると考えてよいでしょう。
マクロデータだと、日本経済新聞の『転職後年収、50代上昇 ミドル人気に見る利害の一致』のとおり、転職者に占める50代の比率が上昇しています。
注目すべきは、転職初年度の年収がコロナ前よりアップしている点です。2019年の初年度年収(中央値)が630万円だったのに対して、2021年は670万円だったと報じています。
記事ではその理由を「コロナ禍でデジタルトランスフォーメーション(DX)や新規事業の展開に乗り出す企業が増え、即戦力となる人材の採用は競争が激しさを増している」と報じています。
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『転職後年収、50代上昇 ミドル人気に見る利害の一致』
ITエンジニアの転職市場においてもこのトレンドは確認できています。転職サービスを提供するpaizaは『40歳以上のITエンジニアの転職動向調査』で採用決定者に占める40歳以上のエンジニアの割合が増加傾向にあることを伝えています。
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2021年は採用決定者の16.4%が40歳以上だったことを示しています。転職したITエンジニアの6人に1人が40歳以上というのは明らかにこれまでと異なる傾向と言えます。
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しかし、どんな40代でも採用されるとは言えません。プロジェクトマネジメントや組織マネジメントの経験を持っている40代が採用につながっていると傾向が見られます。
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トレンド② 社内SE・非IT企業のエンジニア採用が活発
2つ目の追い風は、非IT業種のITエンジニア採用の活発化です。
リクルートが発表する『2022年 転職市場の展望』では、IT以外の産業においてもITエンジニアの採用が加速していることが示されています。
IT業界全体で人材不足が慢性化しているばかりか、あらゆる業種の事業会社もIT人材の獲得を図っているため、採用競争は更に激化。
リクルート 『2022年 転職市場の展望』
事業会社では、IT部門のみならず、事業部門でIT人材を採用する動きもある。事業とITベンダーとの交渉をスムーズに行い、また、より近いところで事業特有の課題に向き合い、解決のスピードアップを図る
リクルート 『2022年 転職市場の展望』
『2022年 転職市場の展望』では総合商社、証券、生保・損保などの非IT業種の展望でIT人材の獲得傾向があると言及されています。いずれも大手で高待遇な社内SE転職案件が期待できる業種です。通常、そのような業種は高い競争率が予想されますが、転職市場で枯渇感が高まっていて、転職を狙うなら今がチャンスとも言えます。
社内SEの転職事情に詳しい転職エージェントのアドバイスも有効です。カジュアル面談を通じて高待遇な業界への転職ノウハウを転職エージェントから聞き出しましょう。
転職エージェントができるアドバイス
1. 志望企業の情報システム部門が求める人材像
2. あなたのスキル/経験のうち、市場価値が高い部分がどこか
3. 社内SEの中途採用の面接対策
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40歳以上が有利に転職するためのポイント
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追い風なのはわかったけど、どうすれば35歳以上でも有利に社内SE転職を進められますか?
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ポイントは
・戦う場所を絞ること
・アピールできる経験を整理すること
追い風が吹いても戦う場所を間違うと痛い目に遭います。そのためにもなぜ、今40歳以上の転職市場が活性化しているのか考えてみましょう。実際にITエンジニアの採用を担当していますが、この2点を強く実感しています。
なぜ、今40歳以上の転職市場が活性化しているのか?
① 経験値の高さやマネジメント経験が必要なポジションが求められている
② 本当は30代がほしいが売り手市場のため年齢幅を拡げて募集している
ポイント① 情シスのタイプ分析
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つまり、どこで戦えばいいの?
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プロジェクトマネジメントできる、豊富な業務知識が活かせるポジションを狙うべきでしょう。
間違っても詳細設計やプログラミング、サーバ構築、保守といった工程で勝負するべきではありません。それらは自前で開発工程を担っている情報システム部門が20代〜30代前半に求める経験です。社内SEは各社で情報システム部門の役割が大きく異なります。具体的には、会社によってつぎのように情報システム部門が担当する工程が異なります。
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しっかりと企業の情報システム部門のタイプを分類したうえで、プロジェクトマネジメントや業務知識が求められる企業から志望先を絞り込みましょう。
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ポイント② アピールできる経験を整理
繰り返しになりますが、40歳以上に中途採用に求められるのは「プロジェクトマネジメント経験」あるいは「高度な業務知識とシステム導入経験」です。
40代はマネジメント経験がある候補者の方が、マネジメント経験がない候補者よりも転職成功に至る割合が高いと言われています。
社内SE転職においては、特にプロジェクトマネジメント経験をアピールできるかどうかは書類通過率にも影響します。採用担当者の立場から言っても、専門性がなくてもプロジェクトマネジメント経験があれば通過させるケースが多くあります。
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プロジェクト経験をアピールするための応募書類の書き方は『【まとめ】社内SEの書類選考通過までの完全ロードマップ!採用担当が解説!』をぜひ参考にしてください。
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40歳からの転職で後悔しないために
40歳以上の転職で「失敗」はもっともおそれる事態です。
もっとも重要なことは「安売り」しないことです。あなたの市場価値を知ることで安売りは防ぐことができます。自分の市場価値を知るためには、社内SE転職市場を熟知している転職エージェントに相応の求人を紹介してもらうのがもっとも効率的です。
社内SEの転職事情に詳しい転職エージェントのアドバイスが有効です。カジュアル面談を通じて高待遇な業界への転職ノウハウを転職エージェントから聞き出しましょう。
転職エージェントができるアドバイス
1. 志望企業の情報システム部門が求める人材像
2. あなたのスキル/経験のうち、市場価値が高い部分がどこか
3. 社内SEの中途採用の面接対策
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同時に、転職に失敗しないためには、あなた自身のキャリア志向や転職の軸は事前にしっかりと分析しましょう。なにがやりたいのか自分でもハッキリしない方は『キャリア・アンカーとは?キャリアに迷ったらタイプを自己診断してみよう!』
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そして、社内SEに向いている人/向いていない人はしっかりと理解したうえで転職活動をスタートしましょう。向いていない人が社内SEに転職すると短期間の離職につながり後悔することになります。
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転職エージェントと一緒に、自分自身の傾向や働き方にマッチするか考える機会を設けることをおすすめします。40歳以上のあなたの転職活動が成功することを祈っています。