社内SE転職なら転職エージェントは2×2=4つ登録すべき理由を解説!

転職エージェントって複数登録してもOK?

むしろ、複数の転職エージェントに登録すべきです。わたしは4つ登録することをおすすめします。なぜなら、”運”の要素が強いからです。

複数の転職エージェントに登録するのが一般的です。この記事では「4つの転職エージェントに登録することのメリット」と「複数の転職エージェントに登録するときの注意点」について解説します。

この記事のポイント
  • 複数の転職エージェントを利用すると複眼的にキャリア棚卸しができる
  • 非公開求人もあるため、可能な範囲で多く登録する方が良い
  • 転職エージェントの良し悪しは運要素が強い。比較ポイントも解説。
R35 管理者の転職プロフィール
  • ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎて倍率200倍の私立大学職員へ転職成功
  • 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
目次

転職エージェントに複数登録するメリット

前提:転職エージェントのサービス

「複数の転職エージェントに登録するメリット」を理解するためには、転職エージェントが提供するサービスを理解する必要があります。提供されるサービスは以下のとおりです。

転職エージェントが提供するサービス
・あなたの転職理由や希望条件のヒアリング
・あなたのキャリアの棚卸し
・求人情報の紹介(非公開情報含む)
・志望企業への推薦状の作成
・合格後の待遇交渉

複数登録する3つのメリット

上記のサービスを提供してくれる転職エージェントですが、なぜ複数登録するべきなのでしょうか。主な理由は3つあります。

転職エージェントに複数登録するメリット
・複眼的にあなたのキャリアを棚卸しできる
・より良い求人に出会う確率が高まる
・エージェントの優劣を比較できる

1つ目のメリットとして、複数の視点からアドバイスをもらえる点があげられます。

転職エージェントに登録すると、1人の専任アドバイザーがあなたとの面談を通じて、転職理由やキャリアの棚卸しを支援してくれます。1社1人のアドバイザーに任せてしまうのではなく、複数社のアドバイザーから複数の視点でアドバイスをもらうことであなた強み・市場価値に気づきやすくなります。

2つ目のメリットとして、より良い条件の求人案件に出会える確率をアップできる点が挙げられます。

転職エージェントは多数の求人情報を保有しています。ですが、世の中のすべての求人情報を保有する転職エージェントなど存在しません。転職エージェントA社もB社も取り扱っている求人があれば、転職エージェントA社のみが取り扱う求人もあります。複数登録することで、なるべく多くの選択肢から選ぶことができます。

3つ目のメリットとして、複数登録することで転職エージェントを比較できるメリットがあげられます。

転職エージェントは大手もあれば中小もあり、優秀なエージェントもいれば、そうとは言えないエージェントもいます。当然、経験が豊富とは言えないエージェントもいます。複数登録することで各社のアドバイザーを比較してベストな求人情報・サポートを得ることができるんです。

3つ目の「転職エージェントを比較できる」は非常に重要なのでもう少し詳しく解説します。

エージェントの優劣が転職の成否を分ける

転職エージェントのアドバイザーには優劣があります。さらに、あなたとの相性によって成否も分かれます。実際に1人の求職者が2社のエージェントを使った場合、推薦された企業側の書類通過率が2社で大きく異なるということがよく発生します。

『転職』というあなたにとって非常に重要な選択をたった1人のアドバイザーに任せてしまうのはリスクが高いですよね。

転職エージェントは運の要素が強いので、複数社登録が正解

複数の転職エージェントに登録するときの注意点

複数の転職エージェントに登録するメリットが理解できたら、つぎの2点に注意しながらサービス利用しましょう

注意点① 同じ求人に複数のエージェント経由で応募しない

複数の転職エージェントに登録した場合、同じ求人に複数の転職エージェント経由で応募しないように十分に気をつけましょう。重複した応募は結果的にあなたの信用を失い、転職活動の失敗につながるリスクがあるので、絶対に避けましょう。

同じ求人に複数応募することの問題
・志望企業が困る
・その結果、企業側からエージェントにクレームが入る
・エージェントはあなたに良い求人を紹介しにくくなる

注意点② エージェントには複数登録していることを告げる

そのためにも、転職エージェントには複数社登録していることを隠さず、初回の面談で正直に伝えるべきです。複数社利用することは悪いことではありません

むしろ、隠していると上記のように重複応募につながります。さらに、他社で現在進行中の求人を勧められた際に複数社利用を隠したまま断ると、アドバイザーは「要望にマッチする求人なのに、なぜだろう?」「要望のヒアリングが不十分かな?」と困惑します。複数社利用を隠していると「ほんとは転職する気がないんじゃないかな?」と考え、良い条件の求人を紹介しにくくなります

複数社利用を嫌がるアドバイザーへの対処

複数の転職エージェントを使っていることをアドバイザーが嫌がる場合、それはアドバイザーに自信がない証拠です。迷わずアドバイザーの交代をお願いしましょう。応じてもらえない場合はその転職エージェントとのやりとりをやめても良いでしょう。

エージェント選びの基準

具体的にどんなエージェントに登録すればいいの?

総合型と専門型を使い分けよう

転職エージェントは総合型と専門型に分類できます。

総合型の転職エージェント
幅広い業種・職種を対象に転職エージェントサービスを提供するタイプ。
求人の取り扱い件数も桁外れに多い。
なお、IT業界は転職市場が大きいため、総合型IT転職エージェントもある。リクルートエージェント、マイナビITエージェント、dodaなどが総合型に該当する。

専門型の転職エージェント
求人の取り扱い件数は少ないが、業界に特化した専門アドバイザーがサービスを提供するタイプ。
「社内SEへの転職」を専門に扱っている転職エージェントもある。

わたしは総合型で2社、専門型で2社、合計4社の転職エージェントに登録することをおすすめします。

総合型と専門型の両方を利用するメリット

総合型は大手だからこそ取り扱っている求人非公開求人があるため、登録しておいて損はありません。
一方、専門型は応募書類や面接の対策サポートのレベルが高いことが特徴の1つです。それは社内SE転職に特化したアドバイザーが優良企業の情報システム部門が求める人材を直接ヒアリングしているからです。両者のメリットを取り逃がさないよう両方とも登録しておくと良いでしょう。

総合型と専門型それぞれ2社ずつ登録するメリット

総合型も専門型も1社だけでは転職エージェントのアドバイザーを比較できません。だれがあなたの専任アドバイザーになるかは運の要素が強いため、総合型・専門型をそれぞれ2社以上登録して、しっかりと比較しましょう。

アドバイザーとの面談のチェックポイント

繰り返しになりますが、転職アドバイザーの相性の当たり外れは運です。転職エージェントに登録すると、まずはあなたの転職理由や転職条件に関するヒアリングがあります。ヒアリングの段階で相性をチェックして他の転職エージェントと比較しましょう。

アドバイザーのチェックポイント
  • 自分の転職条件を理解してくれているか?
  • アドバイザーのアドバイスは的確か?
  • IT業界、社内SE業界の知識/経験は十分か?
  • 志望企業の情シス部門のことをよく知っているか?
  • 連絡や返信が遅くないか?
  • 転職を急かしてこないか?
  • 希望しない転職を強要してこないか?

相性が悪い、知識が不十分、連絡が遅い、転職を強く勧めてくるという場合は、遠慮せず他のアドバイザーの意見を聞いてみたいと伝えて交代してもらいましょう。実際に、アドバイザーの態度や能力に困ったり、イライラするケースはあります。対処法は『転職エージェントがムカつく・うざい・えらそう!?よくあるケースと対処法!』にまとめましたのでご覧ください。

不本意な転職ですぐに離職してしまうと「あなた」「求人企業」「転職エージェント」の3者が損をする結果になります。

社内SE転職におすすめのエージェント

社内SEへの転職を目指す方向けにおすすめできる転職エージェント・転職サイトを以下の記事で紹介しています。

スクロールできます
サービス名おすすめ度社内SE
求人件数
総合/専門エリア特徴
レバテックキャリア

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5.01,400件
(別途非公開求人あり)
専門型(IT)全国IT業界出身のアドバイザーが多数在籍
サポートが手厚いことで評判
企業情報アップデート頻度が高
、採用ミスマッチを予防
社内SE転職ナビ

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5.04,157件
(別途非公開求人あり)
専門型
(社内SE)
おもに
首都圏・関西圏
社内SEに特化した専門転職エージェント
社内SEの転職事情に詳しいアドバイザー
平均7社以上を紹介してくれる
マイナビIT AGENT

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4.53,451件
(非公開求人含む)
専門型(IT)全国IT系職種に特化した総合型転職エージェント
大手企業が狙える、かつIT系アドバイザーが在籍しバランスが良い
JAC Recruitment

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4.5588件
(別途非公開求人あり)
総合型
(ハイクラス)
大都市圏外資系、国内大手ハイクラスの転職エージェント
利用者の多くが30代以上
doda

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4.28,451件総合型全国総合型転職エージェント
リクルートエージェントにせまる社内SE案件の多さ
全国をカバーし、取り扱い件数も多い。非公開求人も多数保有
WARCエージェント

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4.0非公開総合型
(ハイクラス)
おもに
首都圏・関西圏
成長企業の管理部門に特化した転職エージェント
取り扱う求人の平均年収が高い(約1/3が1000万円以上)

両面型エージェントなので求人企業側の事情に詳しい
登録前にアドバイザーの顔が見える安心感
KOTORA(コトラ)

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4.01,564件総合型
(ハイクラス)
大都市圏求人ごとのおすすめ年齢がわかる
業界に詳しいアドバイザーの顔・プロフィールが見える
一般に出回らないハイクラス求人が多数
リクルートエージェント
4.018,904件
(非公開求人含む)
総合型全国国内最大級の転職エージェント
全国をカバーし、取り扱い件数も多い。非公開求人10万件以上
総合サービスのため社内SE特化のサポートは期待できない
クラウドリンク
3.5309件
(別途非公開求人あり)
専門型
(社内SE)
大都市圏社内SEや自社開発エンジニアへの転職に特化
取扱求人件数は多くないが、平均12社以上を紹介してくれる
求人件数は2024年4月14日時点のものを掲載

詳細を知りたい方は『社内SEへの転職におすすめの転職エージェント9選!現役採用担当が厳選!』参照してみてください。

転職エージェントを利用するメリットがわからない!という方は『【社内SE転職】転職エージェントを使わないと損する5つの理由!』がおすすめです。

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