転職エージェントに登録だけで転職しなくてもOK?注意点と流れを解説!

情報収集を目的に転職エージェントに登録してもいいんですか?

情報収集だけで転職エージェントサービスを無料で利用してもOKです!でもメリットと注意点を知っておくほうが安心・便利に利用できます

転職エージェントに登録すると、専属のアドバイザーがついてマンツーマンの転職支援を受けることができますが、登録すると転職するまでしつこく連絡があるのか、プレッシャーをかけられるのかと心配になりますよね。

この記事では転職エージェントにキャリア相談のみで登録してよいのか、サービスを利用することのメリット、有効に利用するためのポイントについて解説します。

R35 管理者の転職プロフィール
  • ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎて倍率200倍の私立大学職員へ転職成功
  • 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
目次

結論!転職エージェントは情報収集のみで利用してOK!

まず、「転職するか悩んでいる段階で転職エージェントを利用して情報収集や相談をしてもOKか?」ですが、結論は「まったく問題ない」です。

実際に、転職エージェント大手のリクルートエージェントも迷っている段階での利用について登録可能であると公式サイトで回答しています。

もちろん、結果的に転職しなかったとしても無料でサービスを受けられます。

転職しなかったとしてもほんとに大丈夫なの?

転職エージェントサービスは専属アドバイザーが転職やキャリアの相談に乗るので人件費がかかります。一方、収入は実際に転職したときに紹介した企業側から支払われる紹介料です。

そのため、結果的に転職しなかったら人件費だけがかかってしまうのですが、①登録者数が多いことは紹介する企業側へのアピールになる、②転職予備軍として潜在顧客をストックしておけるという転職エージェント側にもメリットがあるため、登録してカジュアル面談をするだけでも良いと言っているんです。

転職エージェント側も「現時点での転職希望度合いは?」と必ず聞いてきますので、安心して登録・利用しましょう

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイトとの違いが気になる方のみ見てください。

求人情報を検索し、自分で応募するのがいわゆる『転職サイト』です。一方、登録することであなたの専属アドバイザーがついて相性のよい求人を紹介したり、書類作成のアドバイス、年収交渉までしてくれるのが『転職エージェント』です。

スクロールできます
転職サイト転職エージェント
求人数多い転職サイトより少ない
非公開求人の取扱いなしあり
求人応募までのスピードその場でスピーディーに
エントリーできる
まずはアドバイザーと面談し、
マッチする求人紹介を受ける
自分では気づかない
理想の求人との出会いやすさ
自分で検索するので見つかりにくい相性の良さそうな求人情報を
紹介してくれる
選考のサポート志望企業側が提示するルールを良く
読み自分でやらないといけない
履歴書・職務経歴書の書き方
面接対策のサポートをしてくれる
年収交渉自分でやらないといけないアドバイザーが交渉を代行してくれる
転職サイトと転職エージェントの違い

転職エージェントに相談するメリット

メリット① 気軽にキャリア相談ができる

転職エージェントに登録すると、気軽にキャリア相談や転職の悩みについてカジュアルな面談を行います。この機会に考えることになるのが「転職の軸」です。

転職の軸とは、「転職する(あるいは現職に残る)にあたってなにを重視するか」です。転職の軸はその後の書類選考や面接においても重要なポイントになります。その整理を手伝ってくれるのがキャリア相談でもあるのです。

メリット② 自分の市場価値(想定年収)を知ることができる

転職エージェントに転職の軸を伝えたら、あなたにマッチする案件を紹介してくれます。特に社内SEは企業によって求められる役割が大きく異なるため、転職エージェントによるマッチングは貴重な存在です。

ここで想定されるあなたの年収もおおまかにわかります。現在の年収と比べてあなたの市場での価値を知ることができるのは大きなメリットの1つと言えます。

メリット③ 精神的な安心材料になる

私も現職に入る前に、いくつかの転職エージェントから「あなたのキャリアならこの案件は通過できるはずですよ」という求人を紹介されたことがあります。

このように「自分のキャリアやスキルって他社から求められるレベルにあるんだ!」と思えることは精神的に安心材料になったことを鮮明に覚えています。これも転職エージェントを利用するメリットの1つと言えますよね。

メリット④ あなたに合ったタイプの情シスを紹介してくれる

社内SEの業務内容は企業によって大きく異なります。その理由は別記事『35歳以上が書類通過率アップしたいなら、『社内SEのタイプ』を分類しよう!』で解説しているので割愛します。

転職サイトではその企業があなたのスキル/経験にマッチするか判断がつきにくいのですが、転職エージェントであればアドバイザーがマッチする求人案件を紹介してくれます。

さらに詳しく転職エージェントのメリット/デメリットを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

転職エージェントで情報収集するときの注意点

ただし、転職エージェントで情報収集するときの注意点がいくつかあります。

注意点
  • 将来に渡り「まったく転職の意思がない」なら利用しない
  • 相談の前に「転職の軸」(仕事においてなにを重視するか)を考えておく
  • マイペースに情報収集したいなら、転職エージェントより転職サイトが良いかも…

将来に渡ってまったく転職の意思がないなら、転職エージェントにとっては時間だけがかかって迷惑な話ですので利用はやめましょう。

また、カジュアル面談の前に「転職の軸」を考えておかないと転職エージェント側もあなたにマッチする求人案件がわからないので、紹介のしようがありません。「なぜ転職で迷っているのか?」「転職する(あるいは現職に残る)にあたってあなたが重視するポイント」を整理したうえでカジュアル面談に臨むとよいでしょう。

そして、マイペースにのんびりと情報収集したいのであれば、転職エージェントより転職サイトの方があなた向きかもしれません。というのも転職エージェントはだいたい3-6ヶ月程度を目安にサービスを提供しますので、結構な頻度で連絡を入れてきます。それがプレッシャーと感じるなら、のんびり情報収集したいことを転職エージェント側に伝えて了解をもらうのが良いでしょう。

転職エージェント利用の流れ

STEP
転職エージェントに会員登録(無料)

まずは転職エージェントに会員登録します。サービスによって異なりますが登録時に必要な情報は「氏名、住所、連絡先、生年月日、現職の業種・職種、希望勤務地、希望年収」あたりで、3分もあれば登録は完了します。

転職エージェントの比較には意味がありません。なぜなら、転職エージェントの満足度=担当アドバイザーの業界知識やマッチングの上手さ、だからです。

エージェント比較に時間をかけず、複数社に登録(できればIT系大手エージェントと社内SE専門エージェント)して複数のアドバイザーに会ってみる方が話が早い。社内SEへの転職を狙う方向けにおすすめの転職エージェントをまとめた記事をぜひ参考にしてください

STEP
カジュアル面談

転職エージェントに登録すると、まず行うのがアドバイザーとのカジュアル面談です。あなたが転職するかどうか迷っているなら率直に伝えましょう

カジュアル面談では、アドバイザーと一緒にこれまでのキャリアの棚卸しやスキル/経験を整理することで自分では気づかなかった転職の道に気づくこともあります。

例)私の場合、それまでシステムのプロジェクトマネージャや要件定義を行っていたのですが、リサーチャーや監査法人への転職という考えてもみなかった可能性についてアドバイスをもらうことがありました。

STEP
求人の提案を受ける

カジュアル面談をつうじてあなたが転職を希望する場合、アドバイザーは求人を提案してくれます。転職サイトには掲載されていない非公開案件も提案されます。

なんで非公開なの?

公募すると応募が殺到してしまうような人気案件や極秘にしたい案件は非公開案件にして、転職エージェントをつうじてのみ応募できるようにしているんです

社内SEに特化した業界知識のあるアドバイザーであれば、あなたのスキル/経験にマッチした情報システム部門のタイプを紹介してくれるはずです。これは転職サイトで自分で検索しただけではわかりにくい情報なので、転職エージェント利用のメリットと言えます。

情報システム部門のタイプについては過去の記事でも紹介しているため、自分にマッチしそうなタイプを選んでアドバイザーに相談するとスムーズでしょう。

STEP
書類作成アドバイス・面接対策

紹介された企業の中に転職したい企業が見つかったら、履歴書・職務経歴書を作成します。このときも転職エージェントのアドバイザーに添削してもらったり、面接対策をしてもらえます。

特に社内SEは企業ごとでタイプが違いますので、あなたのスキル/経験のうち志望企業にはどの部分をアピールすべきかについてアドバイスをくれるのは非常にありがたいですね。

STEP
志望企業の選考〜年収交渉

志望企業の選考を無事に通過して内定が出れば、アドバイザーが待遇面の交渉を代行してくれます。あなたの希望年収と譲れる範囲について伝えておくことでアドバイザーが志望企業側と交渉してくれるのです。

まとめ&おすすめ転職エージェント

いかがだったでしょうか?この記事では、現時点で転職するか迷っていても転職エージェントを利用していいか?という点から転職エージェントの利用メリット、注意点、利用の流れについて解説しました。

結論
転職しようか迷っていても転職エージェントは登録・利用してOK

メリット
  • アドバイザーとキャリア相談/キャリアの棚卸しができる
  • 自分の市場価値(想定年収)がわかり、確実に転職できそうな企業の待遇を聞くことで精神的な安心につながる
  • 自分にマッチするタイプの情シスの求人を紹介してくれる
利用時の注意点
  • 「まったく転職の意思がない」なら利用しない
  • 相談の前に「転職の軸」(仕事においてなにを重視するか)を考えておく
  • マイペースに情報収集したいなら、転職エージェントより転職サイトが良いかも…

転職エージェントの満足度はアドバイザーの業界知識やマッチングの上手さに左右されるため、比較に時間をかけるよりも複数の転職エージェントに登録して実際にキャリア相談をする方が良いでしょう。特に社内SEの場合は、IT系大手エージェントと社内SE専門エージェントに分けて登録することをおすすめします。おすすめの転職エージェントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

社内SE専門の転職エージェントなら『社内SE転職ナビ

社内SEの魅力を一番よく知っているのは、社内SEへの転職に特化した転職エージェントです。専門の転職エージェントなら『社内SE転職ナビ』がおすすめです。

社内SE(いわゆる情報システム部門)のタイプは企業ごとにさまざまです。プログラミングまでやる会社もあれば、ベンダー管理のみという会社もあります。

社内SE転職ナビ』なら①社内SE求人案件は業界トップクラス、②社内SEに特化したエージェントが在籍している、③カジュアル面談・オンライン面談を通じて、「企業ごとの違い」について情報収集し、自分で判断できます。

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幅広い求人から選ぶなら『マイナビIT AGENT』

マイナビITエージェント』は転職サイトを運営するマイナビがIT業界・WEB業界に特化したIT業界最大手クラスの転職エージェントです。そのため、①大手の求人案件あり、②豊富な求人数、③非公開求人も多数あり、④キャリアアドバイザーにIT業界出身者が多いのが特徴です。

他にもIT業界の転職サービスはありますが、まずは『マイナビITエージェント』に登録して間違いありません。IT業界の知識豊富なキャリアアドバイザーとの面談を持つことをおすすめします。

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ほかにも現役社内SEがおすすめする転職エージェントがあります。厳選してご紹介した記事をぜひご覧ください。

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サービス名おすすめ度社内SE
求人件数
総合/専門エリア特徴
レバテックキャリア

詳細を見る
5.01,409件
(別途非公開求人あり)
専門型(IT)全国IT業界出身のアドバイザーが多数在籍
サポートが手厚いことで評判
企業情報アップデート頻度が高
、採用ミスマッチを予防
社内SE転職ナビ

詳細を見る
5.04,008件
(別途非公開求人あり)
専門型
(社内SE)
おもに
首都圏・関西圏
社内SEに特化した専門転職エージェント
社内SEの転職事情に詳しいアドバイザー
平均7社以上を紹介してくれる
マイナビIT AGENT

詳細を見る
4.53,374件専門型(IT)全国IT系職種に特化した総合型転職エージェント
大手企業が狙える、かつIT系アドバイザーが在籍しバランスが良い
JAC Recruitment

詳細を見る
4.5593件
(別途非公開求人あり)
総合型
(ハイクラス)
大都市圏外資系、国内大手ハイクラスの転職エージェント
利用者の多くが30代以上
doda

詳細を見る
4.28,279件総合型全国総合型転職エージェント
リクルートエージェントにせまる社内SE案件の多さ
全国をカバーし、取り扱い件数も多い。非公開求人も多数保有
WARCエージェント

詳細を見る
4.0非公開総合型
(ハイクラス)
おもに
首都圏・関西圏
成長企業の管理部門に特化した転職エージェント
取り扱う求人の平均年収が高い(約1/3が1000万円以上)

両面型エージェントなので求人企業側の事情に詳しい
登録前にアドバイザーの顔が見える安心感
KOTORA(コトラ)

詳細を見る
4.01,548件総合型
(ハイクラス)
大都市圏求人ごとのおすすめ年齢がわかる
業界に詳しいアドバイザーの顔・プロフィールが見える
一般に出回らないハイクラス求人が多数
リクルートエージェント
4.09,927件総合型全国国内最大級の転職エージェント
全国をカバーし、取り扱い件数も多い。非公開求人10万件以上
総合サービスのため社内SE特化のサポートは期待できない
クラウドリンク
3.5339件
(別途非公開求人あり)
専門型
(社内SE)
大都市圏社内SEや自社開発エンジニアへの転職に特化
取扱求人件数は多くないが、平均12社以上を紹介してくれる
求人件数は2024年3月9日時点のものを掲載
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