社内SEは勝ち組か!?人気職種と言われる10の理由と実態を解説!

社内SEは勝ち組か!?そう言われる10の理由と落とし穴を解説!

職業の選択において勝ち組・負け組などそもそもありませんが、「社内SE」と検索すると「社内SE 勝ち組」が検索候補にあがり、月間検索回数は1,000回近くにおよびます。

実は、多数あるITエンジニア職の中でも社内SEは人気職種です。インターネット上の情報を集めるとその理由は以下のとおりで、現役の社内SEとして納得です。

社内SEが人気職種の理由
・労働環境がホワイトであることが多い
・自分に裁量が与えられている
・キャリアアップにつながる

一方、社内SEならどんな会社でも上記のとおりかと言えば、答えは『No』です。現在、SIerやSESに勤務するITエンジニアが社内SEに転職する場合、つぎの点に注意が必要です。

社内SEへの転職時に注意すべきポイント
・一人情シス(社内SEがたった1人)はつらい
・IT予算が低いとおもしろい仕事がしにくい
・これまで積んだ技術から離れることもある
・上司になる人のキャラクター

この記事では、現在SIerやSESに勤務する人を想定読者として、社内SEが人気職種である理由を深堀りして、社内SEをおすすめする人、転職する場合に注意したい落とし穴を解説します。

この記事でわかること
  • 社内SEが人気職種である理由
  • 社内SEへの転職をおすすめできる人
  • 転職時に注意すべき落とし穴
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  • 社内SE採用担当歴5年(書類選考、面接)
  • 大手SIer 10年以上の勤務経験
  • 35歳をすぎて倍率200倍の社内SEへ
  • 情報システム部門でマネージャ職
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目次

社内SEが人気の理由(労働環境)

① 大手・安定した業界に転職できる

IT業界はデジタル・トランスフォーメーション(DX)を追い風に現在も成長している産業ですが、日本のSIerやSESの海外売上比率は非常に低いため、日本企業の衰退が顕著になるとIT業界も安泰かはわかりません。さらに、安定した大手SIerに勤務できるのは一握りでした。

でも社内SEであれば、どのような業界・どのような企業にもいるため、大手で安定した業界を選択して転職することが可能です。その点が社内SEが人気職種と言われるポイントの1つと言えます。

② 年収が高い

大手SIerやITコンサルティング・ファームは比較的高収入であることが一般的ですが、その他の中堅SIerやSESには決して高いとは言えない企業が多いと言えます。

一方、社内SEは所属企業が置かれる業界の給与水準に準じることが多く、業界選びを間違えなければ高年収を確保することができます。

③ 残業時間が少ない

doda社の調査『残業の少ない仕事・多い仕事は?90職種別の残業時間ランキング∼コロナ禍で残業時間はどう変わった?∼』によると、社内SEの平均残業時間は17.0時間であり、全90職種中23位の残業の少なさです。

さらに、「IT/通信系エンジニア」職種の中では残業の少なさは堂々の1位でした。つまり、IT業界の職種の中でもっとも残業が少ない職種ということです。詳しく知りたい方は『35歳以上のSIerやSES必見!社内SEに転職する5つのメリット!』を参照してください。

残業時間が短い理由はいくつかありますが、①社内SEが所属する情報システム部門はいわゆるコスト部門・間接部門のため残業がしにくい環境である、②自社システムの導入や入れ替えの裁量があり自分で計画を立てやすい、という2点が残業が少ない理由と言えます。

④ 異動が少なく定住しやすい

情報システム部門は本社にあるケースが多く、他の支社・支店にはそもそも情報システム部門がなく、社内SEは本社勤務であることが多いことが予想されます。

社内SEは「勤続年数=情報システム部門所属の年数」であることがIIJの『全国情シス実態調査レポート2021』でもわかっており、異動が少ない職種です。転勤なしで本社の近くに定住できるというメリットがあります。

番外編 ゆるく働けるか?

社内SEってゆるく働けるんですよね?

これは大きな勘違いです。残業時間が少なくプレッシャーにさらされる機会が少ないため、こういった意見をもらうことがありますが、社内SEは結構たいへんです。

例えば、1人の社内SEは複数の案件(私の場合、多い時は10以上)を担当するため、マルチタスクで動くことになります。また、複数案件するということは幅広いITに関する知識と業務に関する知識、プロジェクト管理能力が求められます。

決して「ゆるーく仕事ができる」ということはありません

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社内SE(いわゆる情報システム部門)のタイプは企業ごとにさまざまです。プログラミングまでやる会社もあれば、ベンダー管理のみという会社もあります。

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社内SEが人気の理由(裁量が与えられる)

⑤ システム企画、将来はIT戦略立案

SIerに勤務しているとRFPに対してシステムを提案する機会はありますが、システム企画を一から作る経験はなかなかできません。

一般的に、IT投資額の70%は現行システムの運用や更新に充てられ、残りの30%が顧客獲得等の売上拡大や業務変革のためのシステム投資に充てられると言われています。

わずか30%ではありますが、まったく新しいシステムの導入や既存システム増強のためのシステム企画ができる機会があると言えます。システム企画の経験、そして将来的にはIT戦略の立案経験を積むことができれば、仮にSIerへ再び転職することになっても貴重な経験値として評価されます。

⑥ 好きなサービスをトライアルできる

SIerでは開発ツールや開発環境は自分の好きなものを選べる立場の人がいます(実際はほとんどの人が指定された環境)。でも社内SEであれば、新しいシステムを導入するときに、自分で考えて好きなサービスや環境をPoCを含め、トライアルできるのも魅力の1つです。

例えば、わたしの場合もう何年も前になりますが、ビジネスチャットツールを選択するときもSlackかChatworkか(当時はTeamsがまだなかった)を選択しました。他にも管理職になったタイミングで情シス部門のタスク管理をTrelloにしたり、グループウェア更改のときにさまざまなサービスをトライアルしました。

自分でシステム企画するからこそ、好きなサービスを公平な目で比較・検討できるのも社内SEの仕事の魅力の1つです。

⑦ 自前で作ることもできる

場合によっては、かんたんなツールであれば自分でコーディングしたり、SaaSを組み合わせたり、RPAを入れたりすることが可能です。

超大企業となると、セキュリティポリシーが厳しい場合もありますが、自前主義が好きな人であれば手の届く範囲は自前で作ることで自分や周囲の業務効率化をコツコツを進めることができます。

社内SEが人気の理由(キャリアアップ)

⑧ 顧客に近くビジネスを知ることができる

SIerやSESにいると、目の前のプロジェクトで手一杯になり、そもそもビジネスについて考える機会が少ないのが現実です。実際にわたしもSIerにいたときにはそのことに気づくことさえありませんでした。さらに、SIerはあくまで顧客のプロジェクトに参画しているのであって、顧客にとっての顧客(=カスタマー)を考える機会は少ないのです。

でも社内SEになると、顧客を近くに感じる機会が多く、自社のビジネスを知ることにつながります。その分やりがいにつながるという人もいます。

⑨ 業界の知識が身につく

顧客について知ることで、その業界についても詳しくなります。例えば、わたしの場合、大学や教育業界に詳しくなりました。

SIerに務めていたころは、エージェントから求人を紹介されても必ずIT業界でした。でも今ではIT業界だけではなく、大学・教育業界からも良いポジションの声をかけてもらえる機会が出てきて、キャリアの幅は広がったと感じています。

⑩ いろんな製品・サービスを比較できる

社内SEは複数の案件、複数のシステム運用を担当して、かつ新システム導入となると多くの製品・サービスを比較して選定します。システムだけではなく、セキュリティやネットワークも担当するケースがあります。

当たり前のように見えて、これだけ幅広い業務・幅広い製品・サービス知識を持っていると、つぎ転職するときの幅も自然と広がります。潤沢に社内SEを備えた会社はそうそうありませんので、幅広く守れる社内SEは他社の情報システム部門でも活躍できるスキルが身につくと言えます。

社内SEは向いている人/向いていない人

ここまで社内SEが人気職種である理由を10コにまとめて解説しました。社内SEをおすすめしたい人の特徴はこんな人たちです。詳細は『社内SEに向いている人・向いていない人の特徴6選!社内SE歴5年以上が解説!』で紹介していますので、気になる方はご覧ください。

社内SEへの転職をおすすめしたい人
・今の会社の将来に不安がある
・将来も技術一本で食っていけるか不安がある
・残業ゼロでライフワークバランスを重視したい
・言われたシステムを作るより、自分で考えて作りたい
・超上流のシステム企画を担当したい
・IT戦略を立案したい
・業界知識を身につけてキャリアの幅を広げたい

社内SEへの転職時の落とし穴

でも社内SEもいいところばかりではありません。転職を検討する前に負の側面も見ておきましょう。

① 一人情シスはつらい

従業員数が少ない企業では情報システム部門は1名だけというケースが多くあります。IIJの『全国情シス実態調査レポート2021』によると、従業員数が100名未満の企業は3社中2社の割合で情報システム部門が1名ないし2名です。

「1人情シス」と言われる状態はすべてのシステム、ネットワーク、セキュリティ、サーバ管理、PCキッティングといった業務を1人で行わなければならず、繁忙期やトラブル発生時に即残業につながります。また、ITは重要なインフラであるにも関わらず担当が1名なので、計画的に休みにくい面もあります。

従業員数が増えるほど「1人情シス」の割合は減ります。従業員が500名以上の企業になるとその割合は5%に満たないため、1人情シスを避けるには大手企業への転職が有効な対処と言えます。

② IT予算が低いとおもしろくない

一般的に、IT投資予算は企業の規模にもよりますが、大手だと売上高に対して2-3%程度と言われています。さらにIT投資額の70%は現行システムの運用や更新に充てられ、残りの20%が顧客獲得等の売上拡大のため、最後の10%が変革のためのシステム導入などに充てられると言われています。

でも企業によっては、IT投資に消極的で現状維持を目的にして中途採用を募集しているケースもあります。

現状維持だけだと、システム企画もなければシステム導入もできず、ネットワークとサーバの管理だけやっている状態(これも立派な仕事の一部ですが…)になってしまい、キャリアの幅を縮めてしまいます。

③ 技術から離れることもある

社内SEの仕事の中には、高いスキルや管理能力を求められない業務があります。一般的には、ヘルプデスクやPCキッティングなどがこれにあたります。

こういった業務に偏ってしまうと、これまで積み重ねてきたスキルを求められることがなく、スキルの維持・向上ができません。つぎ転職するときに市場価値が極端に低くなってしまうリスクがあります。

④ 上司になる人のキャラクター

SIerやSESではプロジェクト単位で仕事をするため、数年に一度程度の頻度でチーム編成はシャッフルされますが、社内SEは決して多くない情報システム部門の中で長期間に渡って人間関係が続きます

そうすると、同僚との人間関係が煩わしくなったり、上司が苦手だったりするとSIerやSESよりも長期間ストレスにさらされることになります。

ITエンジニアの中途採用で現場の責任者(部長や課長)が面接官として一度も出てこないということはかなり稀であるため、そのときにあなたの将来の上司はどのようなキャラクターなのかしっかりとチェックしておきましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?この記事では社内SEが人気職種である理由と転職時の注意点を現役社内SEの視点で解説しました。

社内SEが人気職種の理由
・労働環境がホワイトであることが多い
・自分に裁量が与えられている
・キャリアアップにつながる

社内SEへの転職時に注意すべきポイント
・一人情シス(社内SEがたった1人)はつらい
・IT予算が低いとおもしろい仕事がしにくい
・これまで積んだ技術から離れることもある
・上司になる人のキャラクター

そのうえで、つぎのような人で転職を検討されている方には社内SEがぴったりマッチする可能性があります。

社内SEへの転職をおすすめしたい人
・今の会社の将来に不安がある
・将来も技術一本で食っていけるか不安がある
・残業ゼロでライフワークバランスを重視したい
・言われたシステムを作るより、自分で考えて作りたい
・超上流のシステム企画を担当したい
・IT戦略を立案したい
・業界知識を身につけてキャリアの幅を広げたい

転職においては、個人ごとに待遇や勤務地、転職で実現したい優先事項などが異なります。転職を検討されている方は、「なにを優先させたいか」「マッチする企業はあるのか」を転職エージェントにカジュアルに相談することから転職活動を始めることをおすすめします。

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