社内SEや情シスが「いらない」は本当か?その理由と回避策を解説!

社内SEに転職しようと思っているけど「いらない」「使えない」って聞くと心配…

これから転職する方は心配ですよね。でも大丈夫です!
「いらない」の出所と理由を押さえれば、転職後に「いらない」と言われることはありません。

「いらない」「使えない」と言われない社内SEの特徴
① 業務改革など大型案件をマネジメント(あるいは業務部門のマネージャを補佐)できる
② 社内の業務や事業に精通している
③ 新しいITサービスを常にキャッチアップしている
④ 経営陣に「IT投資の効果」や「将来必要になる投資」を戦略と数字で説明できる

この記事では社内SEを「いらない」「使えない」と言う出所と理由を解説し、「いらない」と言われないための将来性についても解説します。

R35 管理者の転職プロフィール
  • ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎて倍率200倍の私立大学職員へ転職成功
  • 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
いらない社内SEを回避するために転職は慎重に

社内SE転職事情に詳しい転職エージェントに相談して転職を決めればミスマッチを予防できます。また、カジュアル面談を通じてより良い案件を転職エージェントから聞き出しましょう。

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目次

社内SEや情シスの「いらない」「使えない」の出所と理由は?

社内SEや情報システム部門を「いらない」「使えない」と言う声はつぎの3箇所に分類できます。

「いらない」「使えない」の3つの出所
① 社内の業務部門(システムの利用者)
② SIerやSES(システムの発注先)
③ 経営層(システムの投資者)

ところで、社内SEってどんな仕事なの?

「いらない」と言われる3つの理由を解説する前に、社内SE・情報システム部門の仕事内容をかんたんに説明します。

社内SEは、企業や組織の中の情報システムに関わる企画・計画・導入/構築・保守/運用までを担当するシステムエンジニアのことです。ただし、社内SEの仕事内容は企業や組織によってその役割分担が異なります。ここでは概ねつぎのような業務を行うという理解で問題ありません。詳細が気になる方は社内SEの業務内容と求められるスキルを解説した記事をご参照ください。

  1. システム戦略策定
  2. システム企画
  3. システム導入(システム開発含む)
  4. システム保守/運用
  5. PC等のIT資産管理
  6. ネットワークインフラ管理
  7. システム導入効果の評価
  8. 情報セキュリティ関連
  9. システムやPC、ネットワークのヘルプデスク
  10. デジタルトランスフォーメーション推進
  11. システム監査対応

① 社内の業務部門(システムの利用者)

社内の業務部門、つまりシステムやネットワークを利用する部門から「社内SEはいらない」「使えない」と言われるのはつぎのようなシーンです。

社内の業務部門からの「いらない」の声
① ネットワークや既存システムでトラブルが頻発したとき
② 情報セキュリティ事故が発生したとき
③ システム導入時に現場の業務(販売や人事や会計等)を知らないとき

社内SEが業務部門と関わるのは大別すると、既存システムやネットワークを提供する場面と新システムを導入する場面です。

既存システムやネットワークは「毎日正常に動いて当たり前」であり、感謝はされなくても停まれば怒られます。社内SEや情シスが「いらない」「使えない」と言われる一番の理由はここにあります。

一方、新システム導入やその支援では基本的に感謝されやすいと感じます。ただ、システム導入対象の業務について知らなさすぎると「情シスは現場とSIerの間に入っているだけ」「いなくても困らない」と言われがちです。

② SIerやSES(システムの発注先)

情報システム部門が開発や保守を発注・委託する先であるSIerやSESから「いらない」「使えない」と言われることもあります。

SIerやSESからの「いらない」の声
① システム導入をSIerに丸投げしたとき
② SIerが社内SEに依頼した社内調整が不調続き
③ SES(準委任契約)メンバーへの作業依頼で見積もりがめちゃくちゃなとき

システム導入で案件をSIerに丸投げするような社内SEはまっさきに「いらない」と言われます。企画書もベンダーが書いているという話を聞くことがありますが、情シスが付加価値を提供できていないので「いらない」はまっとうな指摘です。

他にも、SIerの視点に立つと、社内SEに「プロジェクトの利害関係を社内で調整してくれる」ことを期待します。例えば、納期直前に2つの仕様変更要望が出た時、どちらを優先するかの調整をしてくれないと「使えないな…」と感じてしまうものです。同様に、社内SEが見積もった工期が的外れだったり、作業内容をあとから大きく追加しておいて納期は「そのままで」なんて言えば、ダメな社内SEの烙印を押されてしまいます。

③ 経営層(システムの投資者)

経営層は利用者や発注先とは違った視点で「情報システム部門は不要だ」と考えているケースがあります。

経営層からの「いらない」の声
① 情報システム部門がなにをやっているのかよく見えない
② IT投資額が年々増加している
③ IT投資の効果やビジネスへの貢献が見えない

経営陣は業務部門やSIerとは視点が異なります。IT投資は企業の売上高の3%前後と言われることが一般的で、かなりの「金食い虫」です。それだけに経営陣は「IT投資がビジネスに貢献しているか」を評価します。

ところが、ITがビジネスにどれだけ貢献しているかIT投資の効果を数字で説明できている情報システム部門は多くないと言われています。

本当に「いらない」「使えない」のか

社内SEや情シスは、本当に「いらない」の?
将来とか不安なんだけど…

結論を先にお伝えすると、心配ありません。

結論
社内SEの将来は決して暗くありません。むしろ、人材が枯渇している状況です。
ただし、情報システム部門の業務の一部はアウトソーシングされることが多くなり、将来が安泰とは言えないので注意が必要です。

雇用は拡大している

まず、社内SEの転職市場は活況です。これまでは少なかった40代・50代の転職者が増え、50代の転職後の年収もアップしています。さらに、非IT業種のITエンジニアの採用も活発です。リクルートが発表する『2022年 転職市場の展望』では、IT以外の産業においてもITエンジニアの採用が加速していることが示されています。

ただし、外部委託される業務領域は「不要」になる

情報システム部門の仕事のニーズが一律アップしているわけではありません。「システム運用・監視」「障害対応」「PC管理・キッティング」など一部の業務はすでに外部委託される割合が高く、これらの仕事を目的とした転職は「いらない」と言われてしまう可能性が高いと言えます。

必要とされる社内SE/情シスのスキル/経験は?

転職市場で人材が足りてないのはわかったけど、どんな社内SEなら必要とされるの?

「いらない」「使えない」と言われない社内SEの特徴
① 業務改革など大型案件をマネジメント(あるいは業務部門のマネージャを補佐)できる
② 社内の業務や事業に精通している
③ 新しいITサービスを常にキャッチアップしている
④ 経営陣に「IT投資の効果」や「将来必要になる投資」を戦略と数字で説明できる

① プロジェクトマネジメントができる

「いらない」「使えない」と言われない、求められる社内SEはとにかくプロジェクトマネジメントができる人材だと言えます。業務部門(システム利用部門)では大型案件をマネジメントした経験のある人材が枯渇しています。プロジェクトマネジメントができるだけで重宝され、頼られる機会が多くなります。

さらに、SES(つまり準委任契約で委託している)人員からも「作業依頼の工期がめちゃくちゃだ」と言われることも少なくなります。プロジェクトマネジメント経験が豊富なら工期や見積もりの精度が高くなるためです。

② 社内の業務や事業に精通している

システムの入れ替えや導入で業務部門から「うちの部門の業務をよく知っている」と一目置かれれば、だれも「いらない」なんて言いません。

実は、業務部門に所属する人は担当する部分は詳しくても、部門全体の業務の流れを知らない人が少なくありません。一方、システム全体を俯瞰する社内SEの方が詳しいということがよくあるんです。

③ 新しいITサービスを常にキャッチアップしている

新しく便利なテクノロジーがどんどん出てきているのに、いつまでも古いシステムしかわからない社内SEは「いらない」と言われてしまいます。

常に新しいテクノロジーをキャッチアップすることで、困ったときに相談できる社内SEと言われるようになれます。

④ 経営陣に戦略と数字を説明できる

経営陣は「ITが重要だ」「うちもDXを進めないと」と日々考えています。ところが、情報システム部門が何をやっていて、それが会社の中期計画に沿っているのか計りかねています。

だからこそ、中期計画に沿ったIT戦略と計画を立案し、数字に基づいて経営陣に説明できる社内SEになれば、経営陣が決して離さない「絶対に必要な社内SE」になれます。

まとめ

この記事では社内SEへの「いらない」「使えない」という声の出所とその理由を3つに分けて解説しました。

「いらない」「使えない」の3つの出所
① 社内の業務部門(システムの利用者)
② SIerやSES(システムの発注先)
③ 経営層(システムの投資者)

実際には、雇用は拡大しており非IT業界では社内SEや事業部門でのITエンジニア採用が加速していますが、将来「いらない」「使えない」と言われない評価を得るためのポイントについて解説しました。

「いらない」「使えない」と言われない社内SEの特徴
① 業務改革など大型案件をマネジメント(あるいは業務部門のマネージャを補佐)できる
② 社内の業務や事業に精通している
③ 新しいITサービスを常にキャッチアップしている
④ 経営陣に「IT投資の効果」や「将来必要になる投資」を戦略と数字で説明できる

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