社内SEへの転職面接で落とされる人の特徴・対策を解説!【採用担当歴5年】
書類選考は通るのに、面接でいつも落とされる……
面接で落ちる人には共通点があるんですよ!
見た目・マナーの注意点
- 身だしなみに清潔感がない(服装・髪型)
- 表情や応答が暗い
- ビジネスマナーができていない(時間にルーズなど)
話し方の注意点
- 質問の意図に沿わない答えをする
- 結論先出しじゃない・話が長い
- 質問への反応が薄い・会話のキャッチボールができない
- 目を見て話さない
- 声が小さすぎる
事前準備の注意点
- 志望企業の事前調査が不十分
- 志望動機・転職理由が応募書類の内容と異なる
- 転職理由が現職への不満ばかり
社内SE転職ならではの注意点
- 説明が下手・段階的に詳細化して話せない
- なんでもやります!と言ってしまう
- 志望企業の情報システム部門が求めるスキルセットを理解していない
年齢が35歳以上ならではの注意点
- キャリアに一貫性がない(キャリアチェンジに信念がない)
- 現職・前職の成果が具体的な数字で説明できない
- アピールできる経歴が5年以上前の仕事
- 「私が!」ばかりで「チームで!」がない
- 待遇面ばかりを気にしている
- 情報システム部門のマネージャ職
- 社内SE採用担当歴6年(書類選考、面接)
- 大手SIer 10年以上の勤務経験
- 35歳をすぎて倍率200倍の社内SEへ
- 転職相談はX(Twitter)のDMでお気軽に!
面接で落とされるパターン(基本編)
年齢・職業に関わらず、面接で落とされるパターンはいくつもあります。このあたりはバッチリという方は、つぎの章『面接で落とされるパターン(社内SE編)』へ進んでください。
基本的な注意点
① 見た目・マナー
② 話し方
③ 事前準備
① 見た目・マナーの注意点
あなた自身がどれだけ優秀でも、『見た目・マナー』がないとすべてを台無しにします。特にテレワークが増えて身だしなみに注意を払わなくて済む状況の人は注意が必要です。
服装やシャツはジャストサイズのものを選び、すっきりした髪型をしていれば十分に清潔感が出せます。
また、受け答えは明るく活発な印象が重要です。暗くても優秀で実績十分ならOKと考える人もいますが、「一緒に働きたいか?」という視点で考えましょう。
ビジネスマナーは言うまでもありません。時間にルーズだったり相手への敬意を欠く受け答えはそれだけで即アウトになります。
- 身だしなみに清潔感がない(服装・髪型など)
- 表情や応答が暗い
- ビジネスマナーができていない(時間にルーズなど)
② 話し方の注意点
身だしなみ・マナーがバッチリであれば、つぎに面接官が目を向けるのは「話し方」です。職務経歴書が優秀に見えても話し方がイマイチだと「この人、だいぶ盛ってるな……」と正直感じてしまいます。
釈迦に説法ですが、「質問の意図を正確に把握」して、話は「結論先出し」が基本です。
面接官の質問の意図がわかりにくい場合は「こういうご質問だと考えてよいでしょうか?」と確認してOKです。
質問に対して反応が薄いとコミュニケーションが苦手なイメージを持たれてしまうため、面接官の反応を見ながら結論に実例を加えるなど工夫をしましょう。
また、「目を見て話す」「ハキハキとした声で話す」はすぐにできる改善点です。目を見て話すのが苦手な方は「鼻」を見ましょう。
- 質問の意図に沿わない答えをする
- 結論先出しじゃない・話が長い
- 質問への反応が薄い・会話のキャッチボールができない
- 目を見て話さない
- 声が小さすぎる
③ 事前準備の注意点
志望企業の会社や事業、求人の内容に関する事前調査は入念に行いましょう。
志望企業の事業内容は上場企業なら直近の有価証券報告書を読んでおけば十分です。非上場でもWebサイトや官報から情報収集が可能です。
面接は志望動機や転職理由の確認の場でもあるため、事前に提出する応募書類はしっかりと作り込む必要があります。それと齟齬がないように気をつけましょう。
転職理由が現職の不満ばかりだと、「すぐにやめる人」「現状を改善できない人」と判断されるので建前も必要です。
- 志望企業の事前調査が不十分
- 志望動機・転職理由が応募書類の内容と異なる
- 転職理由が現職への不満ばかり
面接で話したいことだけ話す、聞かれたことに答えるだけという人がいます。面接官にどのように伝わるのかをよく考えて、相手に「好印象」を与える方法も事前に考えておきましょう。
面接で落ちるパターン(社内SE編)
① 説明が下手・段階的に詳細化して話せない
社内SEの重要な仕事の1つに、「非エンジニアに説明する」「非エンジニアから要件や課題を聞き出す」という仕事があります。このためには段階的に詳細化して話す・整理するスキルが必須です。
面接の段階で説明が下手な人は入社後に苦労することが予想されます。さらに35歳以上となると年齢が年齢だけに今後の大幅な改善が見込めないため、お断りすることがあります。
② なんでもやります!と言ってしまう
社内SEは「なんでも屋さん」が期待されるポジションではありますが、「なんでもやります!」と言うのは間違いです。これでは「強みはありませんが、がんばるので雇ってください!」と捉えられるリスクがあるためです。
あなたが持つ強みのうち、志望企業で活かせるスキル/経験をアピールしましょう。
③ 志望企業の情報システム部門が求めるスキルセットを理解していない
会社によって情報システム部門の役割は異なります。志望企業がどのような役割の情報システム部門なのかを事前に把握して、それにマッチしたスキルを持っていることをアピールしましょう。
例えば、外部設計まで自前で、内部設計〜コーディング〜単体テストまでは外部委託しているタイプの情報システム部門なのに、プログラマーとしての経歴をアピールしても効果が薄いとイメージするとわかりやすいと思います。
- 説明が下手・段階的に詳細化して話せない
- なんでもやります!と言ってしまう
- 志望企業の情報システム部門が求めるスキルセットを理解していない
面接で落ちるパターン(35歳以上編)
① キャリアに一貫性がない
35歳で無計画な転職を繰り返している人はキャリアに一貫性がなく、入社後すぐに辞めてしまうリスクがあると判断して採用を見送るケースがあります。
産休・育休などでしかたない面もあります
一貫性のないキャリアであれば、「どのような信念を持ってキャリアチェンジしたのか」というあなたのストーリーを説明できれば問題ありません。
② 成果が具体的な数字で説明できない
35歳以上なのに、成果を具体的な数字で説明できないと「ワーカーだったんだな」と判断されがちです。例えば、売上高、費用、システム導入による効果を数字で説明できるようにしましょう。
③ アピールできる経歴が5年以上前の仕事
10年以上前の成果をアピールする方がいらっしゃいますが、わたしはおすすめしません。活躍しつづけるITエンジニアなら、直近5年でもアピールできる成果があるはずだからです。
アピールポイントが5年以上前の話であれば、「成長が鈍化してきているのでは……」と感じてしまいます。
④ 「私が!」ばかりで「チームで!」がない
自分の成果ばかりアピールする人がいますが、35歳以上ならチームの成果をアピールする方が印象は良いでしょう。個人成績も重要ですが、チームの成果はより重要です。これがアピールできないとチームを率いて働けない、マネジメントができないと言っているようなものです。
⑤ 待遇面ばかりを気にしている
給与や待遇を気にした発言ばかりだと、「この人は待遇だけを目当てに転職する人だから、より良い求人があればすぐに辞めてしまうかも」と考える面接官は多いでしょう。すぐに辞められては困るので採用を見送るケースがあります。
とはいえ、家庭もあるし月々の出費も大きいし、気になりますよ
面接で待遇面に関する質問をする場合は、つぎのとおり聞くと印象を悪くすることなく聞き出せますよ。
✕ 悪い例
給与はいくらもらえますか?
○ 良い例
扶養家族もいて生活のこともあるので、可能な範囲で待遇についてお聞かせいただけませんか?
- キャリアに一貫性がない(キャリアチェンジに信念がない)
- 現職・前職の成果が具体的な数字で説明できない
- アピールできる経歴が5年以上前の仕事
- 「私が!」ばかりで「チームで!」がない
- 待遇面ばかりを気にしている
まとめ
この記事では社内SEを目指すときに、面接で落とされる人の共通点を洗い出しました。どれも事前に心がけることで回避できることばかりなので、面接でなんども落とされた経験のある方はぜひ見直しチェックリストにしてみてください。
見た目・マナーの注意点
- 身だしなみに清潔感がない(服装・髪型・爪)
- 表情や応答が暗い
- ビジネスマナーができていない(時間にルーズなど)
話し方の注意点
- 質問の意図に沿わない答えをする
- 結論先出しじゃない・話が長い
- 質問への反応が薄い・会話のキャッチボールができない
- 目を見て話さない
- 声が小さすぎる
事前準備の注意点
- 志望企業の事前調査が不十分
- 志望動機・転職理由が応募書類の内容と異なる
- 転職理由が現職への不満ばかり
社内SE転職ならではの注意点
- 説明が下手・段階的に詳細化して話せない
- なんでもやります!と言ってしまう
- 志望企業の情報システム部門が求めるスキルセットを理解していない
年齢が35歳以上ならではの注意点
- キャリアに一貫性がない(キャリアチェンジに信念がない)
- 現職・前職の成果が具体的な数字で説明できない
- アピールできる経歴が5年以上前の仕事
- 「私が!」ばかりで「チームで!」がない
- 待遇面ばかりを気にしている
さらに、転職の面接は「練習」で改善できる面があります。転職エージェントは面接ついても相談に乗ってくれ、練習にも付き合ってくれます。書類選考に通過したということは、職歴には問題がないということです。ライバルに差をつけるために、転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
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