【社内SE面接対策】自己紹介で失敗しないためのコツとは?

社内SEへの転職面接で自己紹介を作り込んでいない人が多く見かけますが、それは大きな間違いです。

なぜなら、10〜20分程度の面接の中で一度失敗した第一印象をくつがえすのは非常に困難だからです。それは面接官を経験すればわかるスグにわかると思います。私自身も面接官として「自己紹介はダメで、そのあとうまくいくケース」をほとんど見たことがありません。

具体的にどんな準備をすればいいの?

実は、中途採用の面接官は自己紹介を聞いていません。

はぁ!?

正確には、「内容は聞いてなくて、態度を見ている」です。自己紹介で失敗しない「態度」は10年以上の業務経験のある方向けの「自己紹介の型」があるんです。この記事では失敗しない自己紹介の型について解説します。

R35 管理者の転職プロフィール
  • ITエンジニア職の中途採用を担当(書類選考、面接)
  • 文系大卒業後、国内大手SIerに就職
  • MBAでマネジメントやHR領域を学ぶ
  • 35歳をすぎて倍率200倍の私立大学職員へ転職成功
  • 情報システム部門で管理職&プロジェクトマネージャ
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社内SEの転職事情に詳しいアドバイザーに相談して自己紹介やキャリアの棚卸しをサポートしてもらいましょう。また、カジュアル面談を通じてより良い案件をアドバイザーから聞き出しましょう。

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目次

転職面接の自己紹介の評価ポイント

転職面接の自己紹介の評価ポイントは「完結で、自信がありそうか」です。

自己紹介の評価ポイント
① 完結に経歴を伝えているか?
② 自信のある態度か?

完結に経歴を伝えているか?

あなたは職務経歴書の内容をダラダラと話していませんか?志望企業が求める人材に合わせてあなたのキャリアを要約して伝えましょう。

例えば、志望企業が「プロジェクトマネジメントできる人材」を募集しているのに、若手の頃に習得した技術の話をダラダラと話すのはNG。ここはキーワードのみでオッケーです。マネジメント経験年数やマネジメントした人数について明確に伝えましょう。

自信のある態度か?

そして、「面接官は自己紹介を聞いていない」と考えるべきです。なぜなら、どのようなバックグラウンドの候補者であるかは履歴書や職務経歴書を見ればわかっているからです。

むしろ、面接官の自己紹介ではあなたの「声のトーン」「顔つき」「信頼できそうか」を見ています。

「こんなキャリアですが、使ってもらえそうなポジションはありますか?」ではなく「このスキル/経験で御社の◯◯に貢献できます」と端的に伝えるようにしましょう。

失敗しない自己紹介のポイント

もう少し深堀りして自己紹介のポイントをお伝えします

自己紹介を作り込むポイント
① 自己紹介は2分以内にまとめる
② 時系列ではなく、できることを軸にする
③ 直近5年間にフォーカスする
④ 「もっと聞いてみたい」と思わせる
⑤ 最後は「貢献できる」で締める

① 自己紹介は2分以内にまとめる

自己紹介は1分、長くても2分以内にまとめましょう。

転職面接はあなたが選ばれる立場であると同時に、自分のスキル/経験を活かせそうな職場なのかをあなたが選ぶ場でもあります。お互いが判断をするコミュニケーションの場において、自己紹介はあいさつのようなものです。

コミュニケーションの場で、いきなり一方だけがダラダラと話す人はいませんよね?35歳以上となると、それなりに経歴が長くなるのでアピールしたい点がたくさんあると思いますが、そこはグッとこらえて2分以内で話しましょう。

② 時系列ではなく、できること軸で話す

自己紹介で、これまでのキャリアを1から説明される候補者がいらっしゃいますが、それはあまり喜ばれません。なぜなら、35歳、40歳、45歳となると、平気で5〜10分かかってしまいますし、キャリアの中には志望企業側が関心のない部分があるためです。

キャリアを時系列で伝えるのではなく、できることに沿って説明する方が相手の関心をひきつけられます。例えば、プロジェクトマネージャの求人において、あなたがPM2年間→保守運用2年間→PM1年間という経歴の場合、これを時系列で伝えるのではなく、「PM経験は2案件、合計3年間あります。それぞれ案件規模は…」というように、志望企業の関心に沿って、キャリアを要約しましょう。

③ 直近5年間にフォーカスする

長いキャリアのすべてを伝えたい気持ちはわかりますが、古い情報はあまり価値がありません。特にテクニカルな内容となると、5年以上前の話は聞いても評価されません。例えば、「90年代に汎用機で…」「00年代にクライアント・サーバの開発を…」といった内容はあまり意味がありません。

それらは職務経歴書に書いておくだけにし、直近5年間の内容にフォーカスして伝えましょう。そうすることで、「年齢は高めだけど、現役で活躍している人物」という印象を得やすくなります。

④ 「もっと聞いてみたい」と思わせる

自己紹介を2分以内におさめようとすると、「他にも伝えたいことがあるのに」という気持ちになります。それは非常によくわかります。職務経歴書には書いていても、面接官がすべてに目をとおしてくれるとは限りませんよね。

その場合、メインの部分を伝え終えたあとに「他にも◯◯や△△の経験もあります」という風にキーワードだけを伝えておきましょう。志望企業側も求人情報は内容を厳選して書いているため、求人情報に書いてなくても求めているスキルにマッチする場合があります。

⑤ 最後は「貢献できる」で締める

面接は「候補者のスキル/経験や人柄と、求人側の人材ニーズのマッチング」の場なので、最後は必ず「わたしのスキル/経験で御社の◯◯に貢献できます」と自信を持って伝えましょう。

自己紹介は実際に練習しよう

今や当たり前になっていますが、面接の練習は1人で録画して見直すようにしましょう。見直すときはつぎのポイントを見てみましょう。繰り返しになりますが、面接官は自己紹介の中身より「完結で自信がありそうか」を評価します。

自己紹介を録画した後のチェックポイント
① 時間は適切か?
② 「えー」など無駄な言葉はないか?
③ 早口になっていないか?
④ ハキハキと自信がある話し方か?
⑤ 視線は前を向いているか?

しっかりと自己紹介を作り込んでおけば、自信をもって面接をスタートできます。自己紹介が成功すれば、その後の志望動機や転職理由などもスムーズに進めやすくなりますよ。

転職エージェントに登録して志望企業を絞り込んだら、アドバイザーは面接対策を快く引き受けてくれます。録画ではわからないクセやもっとアピールすべき経験など、面接のテクニックを教えてくれますのでぜひ活用したいですね。

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