40代で転職エージェントに断られた人が社内SE転職を成功させるテクニックを紹介
転職エージェントから利用を断られた……やっぱり40代ではダメなんでしょうか?
40代・50代で転職エージェントから利用を断られるケースは珍しくありませんので、断られても社内SEへの転職を諦める必要はありません。
つぎの転職エージェントに申し込むときには以下のテクニックを使えば改善が見込めます。
転職エージェントに断られないテクニック
① 職務経歴書を手抜きせずに書く
② 自分のスキル/経験の価値を自ら売り込む
③ 転職エージェントは総合/特化を使い分ける
④ 登録時の希望条件をゆるくする
⑤ 年齢/地域/業種が幅広いエージェントに応募する
この記事では40代で転職エージェントに断られた方に向けて、利用するためのテクニック、さらに転職エージェントを使わない方が転職を成功させられる可能性が高まるというお話をします。
- あなたが転職エージェントから利用を断られる理由
- 転職エージェントに断られないテクニック
- 転職エージェントを使わず、メリットだけ手にする方法
- 情報システム部門のマネージャ職
- 社内SE採用担当歴6年(書類選考、面接)
- 大手SIer 10年以上の勤務経験
- 35歳をすぎて倍率200倍の社内SEへ
- 転職相談はX(Twitter)のDMでお気軽に!
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40代が転職エージェントに断られる理由
前提として転職エージェントは「登録者全員が必ずエージェントサービスを受けられる」とは限りません。転職エージェント側が「この人にマッチする求人がある」と判断した場合にはじめて利用できるサービスです。
よく考えると、当たり前です。採用企業側は転職エージェントへ依頼することでスクリーニング(振るいにかける)を期待しています。信頼できマッチする人材だけを紹介してほしいのです。だからこそ、高い報酬を支払っていると言えます。
では断られるケースの理由をみていきましょう
40代が転職エージェントに断られる理由
① 年齢相応のスキルがないと判断された
② 職歴のブランクが長い・多い
③ 希望に合致する求人がない
① 年齢相応のスキルがないと判断された
あなたの職務経歴書を見た転職エージェントが「求人企業側に即戦力と評価してもらえない」と判断したときに利用を断られます。40代であれば「マネジメント経験」を持っておきたいところですが、この経験がなく「特定領域の専門性」のみだと転職のマーケットが小さすぎて断られることがあります。
ポイントは「即戦力ではないと判断された」という点です。つまり、そう「判断されない」ように職務経歴書を書くことで改善が見込めるんです。実際にTwitterのDMでわたしに相談をくださり、書き方を変えたところ転職エージェントを利用できたケースもあります。
スキル/経験の表現方法を変えるだけで改善できます。その方法はこの後『断られないテクニック』の章で説明します
② 職歴のブランクが長い・多い
職歴に長いブランク・不自然なブランクがあると、転職エージェントから利用を断られる場合があります。これは転職エージェント側から見て、以下が予想されるためです。
- 無計画に仕事を辞めたのでは?
- 職務能力が低くて雇い止めに遭ったのでは?
ブランクがある場合は、転職エージェントにブランクの理由や目的を説明できるようにしっかりと準備しておきましょう
③ 希望に合致する求人がない
あなたの転職の希望条件に合致する求人を転職エージェント側が持っていない場合、あなたの実績がどれだけすばらしいものであっても断られるケースがあります。具体的には、以下のようなケースです。
- 40代でIT未経験から社内SEを目指すケース
- 未経験の業界への転職を目指すケース
- 希望する給与・待遇にマッチする求人がないケース(若年層の転職支援が得意なエージェント)
- 希望する勤務地にマッチする求人がないケース(首都圏や大都市圏が得意なエージェント)
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットは以下のとおりで、利用できるなら基本的には利用した方がよいものです。一度利用を断られても、まずは利用できないかリトライしましょう。断られにくいテクニックはつぎの章で紹介しますので、改めてメリットを把握して「断られないための努力」のモチベーションにしましょう!
転職エージェントを利用するメリット
① 非公開求人情報を持っている
② 情シスの内部事情を知っている
③ 応募者の市場価値を客観的に評価してくれる
④ 在職のまま情報収集ができる
⑤ 書類選考や面接のアドバイスをくれる
メリットがこれだけなら転職エージェントはもういいかな……
転職エージェントを使わなくても、「転職サイト」と「ココナラで書類添削」という方法で同様のメリットが得られます。ぜひトライしてください
転職エージェントに断られないテクニック
転職エージェントの利用を断られないためのテクニックを紹介します
転職エージェントに断られないテクニック
① 職務経歴書を手抜きせずに書く
② 自分のスキル/経験の価値を自ら売り込む
③ 転職エージェントは総合/特化を使い分ける
④ 登録時の希望条件をゆるくする
⑤ 年齢/地域/業種が幅広いエージェントに応募する
大前提として、転職エージェントへの登録やアドバイザーとの面談は「1次選考の入り口である」というところがポイントです。1次選考の入り口にはどのように臨めばいいのか、解説していきます。
① 職務経歴書を手抜きせずに書く
転職エージェントは利用前に職歴の入力を促されます。この職歴・職務経歴書は手を抜かず全力で書きましょう。
なぜなら、転職エージェントはあなたの職歴を見て紹介できる求人の有無を判断し、該当する求人が少なければ利用を断るためです。これをスクリーニング(求人にマッチする人材だけを紹介すること)と言います。
求人企業側が転職エージェントにスクリーニングを期待しています。応募者全員に対応するだけの時間も人もいないためです。求人企業側は1人の採用にあたり100〜200万円という単位の報酬を転職エージェントに支払います。つまり、スクリーニングこそが転職エージェントのビジネスの根幹なんです。
なので、転職エージェントに職歴を登録する段階でスクリーニングで除去されてしまわないよう、手抜きせずに職歴・職務経歴書を書きましょう。
職務経歴書の書き方については以下の記事で解説しています。書き方を変えたところ転職エージェントを利用できた実績もありますので、ぜひご覧ください。
- 社内SE転職を目指す35歳からの職務経歴書の書き方!採用担当が解説!
- 社内SEへの転職の書類選考で落とされる履歴書・職務経歴書の特徴を解説!【採用担当歴5年】
- 35歳以上で社内SE転職するなら、成果物ではなく成果を数字で語ろう!
- 35歳以上なら面接で個人の成果よりチームの成果をアピールしよう!
② 自分のスキル/経験の価値を自ら売り込む
転職エージェントから利用を断られないためのテクニックとして、自分自身のスキル/経験の価値を過小評価せず、自分の口でしっかりと売り込みましょう。
なぜなら、IT系の転職エージェントであっても、あなたのキャリアやスキルの価値を正確に評価できていないケースがあるためです。わかりやすいスキルならいいのですが、『スキルの掛け算』の価値は転職エージェントでも評価が難しいと言えます。
大手ゼネコンの会計システムはマッチ度合いの高いパッケージが存在せず、スクラッチ開発されることが多いと言われています(大手と呼ばれる会社は10社程度でパッケージ開発するうまみがないため)。
そのため「大手ゼネコンの会計分野で要件定義した経験」と「スクラッチ開発〜保守・運用まで担当した経験」をあわせ持つキャリアは、大手ゼネコンの情報システム部門にとって価値が非常に高いと言えますが、人材としてはニッチな市場のため、転職エージェントがその価値に気づきにくいと言えます。
だからこそ、自分があわせ持つスキル/経験の価値は自分で売り込む必要があるんです。
③ 転職エージェントは総合/専門を使い分ける
転職エージェントを複数使い分けるのも有効な対処法です。
転職エージェントには「社内SE専門」と「総合(IT総合含む)」の大きく分けて2種類があります。これらを使い分けることでつぎの2つのメリットがあります。
転職エージェントを使い分けるメリット
① 専門型:専門性の高いアドバイザーなら、あなたの市場価値に気づいてもらいやすい
② 総合型:幅広い求人から選ぶことで、考えていなかった新しい可能性に気づきやすい
実際に、総合型の転職エージェントでは年齢を理由に利用を断られた人が、社内SE専門型の転職エージェントでは問題なくサービスを受けられたケースもあります。どちらか一方に偏らず両方利用するとよいでしょう。
④ 登録時の希望条件をゆるくする
転職エージェントの利用を断られないテクニックとして、会員登録時点では転職の希望条件を甘めに広く設定しましょう。
なぜなら、転職エージェントが取り扱う40代の求人は二極化(高待遇のマネージャ職か、標準的待遇か)が進み、もしもあなたが高待遇を転職の条件に設定すると、転職エージェント側も厳しい目で評価せざるをえないためです。
低く設定して待遇が悪いところを紹介されたら困るよ
その心配はありません。
なぜなら、転職エージェント側もあなたに高待遇で転職してもらった方が儲かるからです。
転職エージェントの儲けは「転職者の年収の20〜30%を採用企業からもらう」ことです。つまり、転職エージェントもあなたを高い年収の求人とマッチングしたいと考えているんです。
たとえあなたが希望条件をゆるく設定していても、キャリアにマッチした待遇を紹介してくれます。逆に、希望条件を厳しめに設定するとマッチする求人がなくて断られるパターンへつながりやすくなってしまいます。
⑤ 年齢/地域/業種が幅広いエージェントに応募する
希望条件(待遇)を甘めに設定すべきであるのと同様に、年齢/地域/業種を幅広く取り扱っている転職エージェントに申し込むのも、断られにくいためのテクニックの1つです。
例えば、『社内SE転職ナビ』はその名のとおり、社内SEへの転職を専門に取り扱う高度なアドバイザーが在籍していますが、一方で地方都市の求人には強くありません。
同様に『JAC Recruitment』のようにミドルクラス以下よりハイクラス転職を得意としている転職エージェントは、マネージャ経験がないと求人がマッチングしにくいと言えます。
対処方法として、幅広い年齢/地域/業種を取り扱う『doda』であれば、地方の求人も幅広くあり、大手の社内SE求人を多数保有しています。
むしろ転職エージェントを使わない方法もおすすめ!
このテクニック、全部やってもダメでした……
それなら転職エージェントを使わないのが”正解”なんですよ!むしろその方が転職は成功しやすい状況だと言えます
転職エージェント経由は採用側のハードルが高くなる
繰り返しになりますが、転職エージェントを利用して人を採用すると、求人企業側は成功報酬を転職エージェントに支払います。これは採用した人材の理論年収の20〜30%が相場です。
これだけの費用をかけて採用するんですから、採用された人材への期待値は高くなります。もしも転職エージェントからサービスの利用を断られ続けたのであれば、もしも運良くあなたが利用できたとしても相当な期待値にプレッシャーを感じてしまうでしょう。
職務経歴書の添削はココナラ(coconala)でもOK!
それであれば、転職エージェントではなく、転職サイトを使って自分で求人を検索し、自分で応募する方が採用のハードルが下がり、あなたにとってメリットがあります。
でも転職エージェントなら、応募書類を添削してくれるんですよね?
転職の書類添削はココナラでも可能ですよ!
ココナラは個人間でスキルを売り買いできるサービスです。例えば『職務経歴書 エンジニア』で検索すると、エンジニアの転職希望者向けの添削サービスが80件もヒットします。(2022年8月時点)
価格の相場ですが、書類添削は1,000円〜2,000円、面接対策は1時間あたり3,000円〜5,000円が目安になります。中には「元IBMの面接官」「IT業界20年の元人事部長」という経歴の持ち主までいます。
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まとめ
この記事では、40代で転職エージェントからサービス利用を断られたことがある人を対象に、断られにくいテクニックをご紹介しました。
1回断られてもあきらめる必要はまったくありません。以下のテクニックを使って他の転職エージェントに会員登録してみましょう。繰り返しになりますが、職務経歴書の書き方と登録する転職エージェントを選ぶだけで、実際に利用できた実績があります。
転職エージェントに断られないテクニック
① 職務経歴書を手抜きせずに書く
② 自分のスキル/経験の価値を自ら売り込む
③ 転職エージェントは総合/特化を使い分ける
④ 登録時の希望条件をゆるくする
⑤ 年齢/地域/業種が幅広いエージェントに応募する
転職エージェントを利用できれば、以下のとおりあなたにとってメリットは多数あります。ぜひこの記事のテクニックを参考にしつつリトライしてください。Twitterでも相談を受け付けていますので、お気軽にDMください。
転職エージェントを利用するメリット
① 非公開求人情報を持っている
② 情シスの内部事情を知っている
③ 応募者の市場価値を客観的に評価してくれる
④ 在職のまま情報収集ができる
⑤ 書類選考や面接のアドバイスをくれる
サービス名 | おすすめ度 | 社内SE 求人件数 | 総合/専門 | エリア | 特徴 |
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